2011年9月27日

曼珠沙華の話

高麗の郷の話に触れたので、ついでに曼珠沙華の話。



埼玉県西部の日高市、先日話題にした聖天院から多少高麗川を遡ったところに「巾着田」というところがあります。


高麗川が蛇行して、ちょうど巾着袋のようなカタチをしていることからついた地名で、その昔は本当に田んぼだったらしいんですが、今は畑だったり原っぱだったり馬が飼われていたり・・・まわりがぐるりと川に囲まれているのでキャンプや川遊びスポットでもありますし、日和田山、物見山、北向き観音といったハイキングコースや高麗郷を巡る散策コースにもあたります。



私の生活圏内にあるので、よくその辺りを車で通りますが、その巾着袋の中に当たるところの林の中に曼珠沙華の群生地があって、季節になると観光客がつめかける名所となっています。


曼珠沙華はお彼岸頃に咲くので彼岸花ともいいますが、webで見てみたら今年はちょうどこのお彼岸の3連休が見頃だということでした。


ということは・・・


秩父の桜草でも同じことがおこるようですが、山に近いと道路を通す土地も限られているので、巾着田あたりもご多分に漏れず逃げ道がほとんどない一本道。
つまり、巾着田への観光バスや車で大渋滞・・・!となってしまうのです。





だから、地元民からしてみると「その時期にはその辺りには近寄らないに限る」。


「曼珠沙華渋滞」の時期には、通常の生活でもその道はできるだけ迂回しますし、巾着田なんて入るだけでもうんざりする行列な上、その時期だけ駐車料金500円、入場料200円徴収されるので、少なくとも私は、いくら綺麗でも絶対行かないです。


それに、もし入ったとしても、中はバズーカ砲みたいなカメラ抱えたおじさんおばさんが大量にいて、写真をとりたくても花の写真なのか人の写真なのかわからなくなっちゃう(笑)


そう、通常の時間帯には・・・


ただし、うんと早朝ならば話は別。料金も徴収されないし、観光客もそうそういないので、行くのなら明け方からせいぜい7~8時くらいまでの時間帯がオススメですね。



今回載せている写真は、休日の朝7時頃の状況です。それでもまあまあ人が入ってますね。


このときはすっきりとした秋晴れとはならずに晴れたり曇ったりで、撮影コンディションもあまりいいとはいえなかったんですが、まあ、撮影部隊の多いこと・・・


朝早いせいか、こんな撮影まで・・・(笑)


1組だけではなくて、2~3組いましたよ。バックは別に曼珠沙華じゃなくてもいいような気もするんですけどね~
わざわざド田舎まで来て撮影ご苦労様です☆






私としては曼珠沙華は、大量に咲いているよりも、むしろ田畑のあぜ道や山里の道にぽつんぽつんと咲いている方が風情があって好きなのですが、ここまで大量に群生して咲き競っているのは非常に見事ですし、見応えがあるものだと思います。


あれだけ大勢の写真愛好家(それも中には大声で「二科展」の話とか写真やカメラの蘊蓄をご披露しながら歩く団体さんもいたりして)が集まる場所なのですから、きっと写真の撮り甲斐・撮りごたえもあるんでしょうね。


私の場合は携帯電話で写真を撮ってるので、まあ、この程度にしか良さをお伝えできないのですが・・・(笑)


今年の見頃もあとわずか。ぜひおいでませ高麗の郷・巾着田へ♪


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